Deep Insider 原稿料支払規定(執筆者さまへ)
- 2013/04/24[初版] Build Insider向けの初版
- 2018/01/23[改訂] Deep Insiderと共通化
- 2018/01/26[修正] 消費税と源泉徴収税の税率を修正
第1章 原稿「量」の算出方法
Webページでは、1ページの分量をいかようにでも調整できてしまうため、歴史的にもなじみ深く、計算も明快な紙の雑誌記事ページに換算して原稿料を算出します。
原稿の「量」
Webでは、紙出版物のような厳しいページ数、文字数制限はありません。その気になれば、いくらでも書いていただき、いくらでもWebページにして公開することが可能です。しかしこれでは、原稿料の見通しなどが立ちません。そこで弊社では、企画段階で、おおまかな原稿量(=「想定ページ数」=想定文字数。「ページ」の概念については下記参照)を指定させていただきます。
「ページ」の概念
1ページの文字量は、20ワード×50ライン×3段組みの雑誌形式をベースに算出します。この1ページを全部文字で埋めるとすると、1ページあたりの全文字数は次のように計算できます。
[例]
20ワード×50行×3段 = 3000文字
ただし、通常はここに画面キャプチャや図版、リストなどのビジュアル要素が入ってきます。平均して66.7%が文字だとしますと(33.3%がビジュアル要素だとしますと)、1ページの文字数は、
[例]
3000文字×0.667 = 2001文字
となります。この程度(具体的には2000文字)を1ページ分として勘案します*1。
- *1 Deep Insider編集部の編集部スタッフは@IT Insider.NETと共通ですが、原稿「量」の換算方法については一致しておりませんのでご注意ください。
この際の文字数カウントは、原稿ファイル中に入っている本文文字以外のデータ(指示用データなど)は削除させていただきます。またプログラムリストなどはビジュアルと見なし、基本的には本文から除外します。
ただしこれはあくまで基準であり、例えば「サンプルのプログラム作成に思いのほか時間と手間がかかった割に、原稿量はそれほどでもなかった」というような場合であれば、算出ページ数にプラスアルファをして原稿料を算出します。逆に、元原稿に対し、編集サイドで大量の原稿を追加した、というような場合であれば、算出ページ数からマイナスします。
少々面倒ですが、後述の『第3章 原稿「料」の請求方法』で説明している通知メールで「算出ページ数 × ページ単価 × 税処理 = 原稿料」を提示しますので、それをご確認いただき、問題があればご指摘ください。
記事1本分の「文字数」(=ページ数)制限
1回の原稿「量」の上限は、企画段階で指定させていただいたこの「想定ページ数」とさせていただきます。各記事の想定ページ数については記事執筆を発注する際にご同意をお願いさせていただきますが、その想定ページ数に無理がある場合は、この段階でお知らせください。再検討させていただきます。
基本的に以下の文字数(=ページ数)を上限に設定させていただいております。
- 通常記事: 8000文字(=4ページ)
- Tips記事: 3000文字(=1.5ページ)
- キーワード解説: 3000文字(=1.5ページ)
- オピニオンコラム: 3000文字(=1.5ページ)
ただし、企画段階から執筆段階に進むと、予想外の状況が発生して、当初の予定よりも大幅に原稿量が増えたり、逆に思ったほど原稿量がなかったりすることはままあります。
原則として、文字数が上記の上限に満たない場合は、文字数から換算されたページ数に応じて原稿「料」が算出されます。
また原則として、文字数が上記の上限を超える場合は、上限の想定ページ数に丸めたページ数で原稿「料」が算出されます。もしくは(編集部判断で)途中で分割して複数の記事として公開させていただく場合があります。
例外として、オピニオンコラムは、文字数にかかわらず、ページ数「1.5ページ」(=3000文字)×ページ単価「1万円」で計算させていただきます。
まとめると、原則として、ページ数は以下のように決まります。
- 上限未満の文字数の場合: その文字数から換算された「実際ページ数」になります。
- 上限を超えた文字数の場合: ページ数を上限の「想定ページ数」相当に丸めます。
なお、このページ数の決定方法はあくまで原則です。執筆内容に応じてご相談させていただきながら臨機応変に決定することがありますのでご了承ください。
第2章 ページ単価
原稿料のページ単価は、原稿の品質や編集の手間などを勘案して1万円前後で記事公開後に確定します。確定されたページ単価については、後述の『第3章 原稿「料」の請求方法』で説明している通知メールの内容をご確認ください。
また一度受け取った通知メールをなくしてしまったなど、単価について再確認されたい方や、通知メールを待たずに記事公開後すぐに単価を知りたい方は、担当の編集者までお問い合わせください。
第3章 原稿「料」の請求方法
ご執筆いただいた記事がライブになりましたら(インターネット上で公開されましたら)、後述の「支払いサイト」のスケジュールに合わせて(具体的には公開日に対して20日締めで当月末~翌月上旬あたりに)、弊社の経理担当より、その記事の原稿量(ページ数)の算出値とページ単価、および全体としての原稿料の料金を「記事の公開と原稿料のお知らせ」というメールでお知らせさせていただきます。この内容に疑問があれば、遠慮なくご意見ください。
条件をご確認いただけましたら、その内容で請求書をご発行願います。一部の出版社などでは、個人の場合には請求書など受け取らずに稿料を支払っていますが、弊社では、担当税理士の指導により、個人・法人にかかわらず、請求書の発行をお願いしております。
ただし、個人の方で、請求処理をどうしても省略したいという方はご相談に乗ることが可能です。これについては編集担当より事前に「著者情報をお知らせください」という件名のメールをご送付させていただくので、その内容をご確認ください。
申し訳ありませんが、法人の方は相談の余地がありません。請求書の発行をお願いします。
なお、1カ月に複数の原稿料請求があったときには、それらを全て1枚の請求書としてまとめていただいて構いません。
第4章 源泉税、消費税
個人の方と法人の方で内容が異なります。
個人の場合
個人の場合には、源泉徴収処理が発生します。最終的に算出された原稿料の10.21%を源泉徴収税として減算してください。
消費税は乗せていただいて結構です、原稿料の8%を加算してください。
例えば、原稿料が100,000円だとしたら、最終的な請求金額は次のように計算できます。
[例]
- 原稿料: 100,000円(A)
- 源泉徴収: 100,000×0.1021(10.21%)=10,210円(B)
- 消費税: 100,000×0.08(8%)=8,000円(C)
- 支払い総額: A-B+C=97,790円
法人の場合
法人の場合には源泉徴収はありません。原稿料に消費税を加算して請求書を作成してください。
同じく、原稿料が100,000円だとしたら、最終的な請求金額は次のようになります。
[例]
- 原稿料: 100,000円(A)
- 消費税: 100,000×0.08(8%)=8,000円(C)
- 支払い総額: A+C=108,000円
第5章 支払いサイト
弊社の支払いサイトは20日締め翌月末払いです。銀行の定休日などによって末日に振込不能な場合には、最も近い次の振込可能日に振り込みます。
[例]
- 2月21日~3月20日: 記事公開日
- 3月20日: 20日締めの日
- 3月末~4月上旬: 通知メール「記事の公開と原稿料のお知らせ」
- 4月末(平日の場合): 4月30日が振込日
- 4月末(土・日・休日の場合): 最も近い次の振込可能日が振込日
例えば、
4月30日が土曜日の場合 → 5月2日(月)に振込み
となりますのでご注意ください。
振込手数料は個人・法人を問わず弊社が負担します。
第6章 振込口座情報
弊社の取引先として登録しますので、原稿料の振込口座の情報をお教えください。
具体的な情報内容については、編集担当より事前に「著者情報をお知らせください」という件名のメールをご送付させていただきます。公開日までに編集担当より連絡が来ない場合は、お手数をおかけして恐縮ですが編集担当までお問い合わせください。
以上、よろしくお願いいたします。